食事ごとの注意点

披露宴ではケーキ入刀後に食事が開始される事が多いです。
昨今のメニューは洋食の場合が多いですが、ここでは念のために和食や中華の最低限のマナーも一緒に紹介しておきます。
それから、食事が運ばれる頃にスピーチと余興がある際は、食事の手を止めて、最初と最後に拍手して場を盛り上げましょう。

洋食

昨今の披露宴で最も振る舞われる事が多いでしょうが、細かいマナーを知らない人も少なくありません。
基本的にナイフとフォークに関しては、外側から使えば問題ありません。
その時の料理に必要のないフォークやナイフは事前に外されているので、本と違っても心配ありません。
また、うっかり落としても自分で拾わず、静かに手を上げればスタッフが対応してくれます。
ナプキンは二つ折にして、折り目を自分の方に向けて膝に乗せます。
食べる時は肉を切ったり、スープを飲む際に音を立てない様にしましょう。
ワインやシャンパンの御変りは、気が付いたスタッフがしてくれます。
もし、必要ないなら、静かに手をグラスの上にかざしてください。

和食

和食は箸だけで色んな料理を食べます。
この時に料理に口を近付けるのは「犬喰い」といって、行儀が悪い食べ方です。
常に背筋を伸ばし、お椀、小鉢、小皿は手で持ちます。
しかし、大皿、刺身、天ぷら、焼き魚などが盛られた皿は手で持てそうなサイズでも料理を一口サイズに切る、刺身は左端から手前に取って、口に運びます。

中華

和食と同じ箸を使う料理ですが、中華では料理を取る時も食べる時も器を持たないのがマナーです。
ただし、御飯の茶碗だけは手に持って食べて良いです。
スープ類に関しては小さい器でも手に持たず、れんげを使って飲みます。
そして、中国では箸を縦に置くのが一般的です。
日本の様に横に置くのは食事が終わった合図になるので、気を付けましょう。

どの料理でも同じマナーとしては、近くの人と話す際は、口に入れた物を食べ終わってからにしましょう。