式の大まかな流れ

行われる披露宴は新郎新婦が主体なので、その二人によって様式は様々です。
しかし、大まかな流れは同じです。
最初に新郎新婦が入場します。
その際は大きな拍手で二人を迎えてください。

披露宴が始まったら、司会者が仲人や主賓の紹介をします。
そこで、紹介された人々の挨拶やスピーチが行われるでしょう。
その際は周囲との会話はせず、その話に耳を傾けてください。
ですが、その話が面白ければ笑っても構いません。
その後の流れは主催者側によって異なるでしょうが、一般的に挨拶が終わればケーキ入刀となります。
もし、デジタルカメラや携帯電話で撮影するなら、ここで出してください。司会者の方も撮影する人に配慮してくれるはずです。
このケーキ入刀が終わると披露宴も折り返しになります。

後は招待された人の中から選ばれて人が立ちあがり、全員で乾杯します。
この時は、お酒が飲めなくともシャパンなど御酒が入ったグラスを持つのがマナーです。
二十歳を過ぎているなら飲まなくとも、乾杯後は軽く口を付けた方が良いです。
子供や学生の場合は持って乾杯だけで十分です。
乾杯が終わると食事になる場合が多いです。

その後に新郎新婦が「御色直し」で退場した後は歓談となります。
そして、再入場の際はキャンドルサービスなど各テーブルを回る演出が多いです。
もし、近くにやって来た際は御祝いの言葉をかけたり、会釈しましょう。
これらが終わり、新郎新婦から「両親への言葉」や「花束の贈呈」が行われたら、食事が終わる合図です。
食べきれずに残ったとしても、手を膝に置いて終わりの言葉を聞いてください。

最後は司会者の指示に従い、席を立ちます。
ここで同じテーブルだった人と軽く礼をして、入場時に渡された席次や名前が書かれた札、披露宴のメニューは招待客に用意された物なので持ち帰りましょう。
退場時は出口に新郎新婦や仲人が待っている事もあり、その際は招待された御礼を言います。
この時に短い御祝いの言葉を添えると良いでしょう。